皆様こんにちは!
GTNET横浜のいしてつです。
先日私がアップした記事の反響があったので
もう一つ踏み込んだお話をしたいと思います。
前回の記事を見逃した方は下記よりご覧ください。
【前回の記事】
「限定」=「価値がある」わけではないですよ!大切なのは「ニーズ」と「タイミング」です!!
さてさて、それでは実際にどんなスポーツカーの価値があるのか、
また特にどの車種の価格・相場が高騰しているのかをご紹介いたします。
そもそも、なぜスポーツカーは価格・相場が高騰するのか?
一般大衆車ではありえない、と言っても過言ではありません。
通常、新車から5年もすれば保証も切れて、査定額も下がり
10年も経てば査定額0円という車も沢山ある中
スポーツカーに関しては登録から20年以上経っても◯百万円といった
高額車両もたくさんあるのです。
例えばスカイラインGT-Rはそれに代表される車ですよね。
http://gtnet-yokohama.jp/situation/bnr32-gt-r/
う〜ん。未だにかっこよさ、そしてオーラは健在ですね。
実際に32GT-Rがなぜこれだけの価格にて売買されているかは以下の理由です。
①絶版車で希少性が高く人気がある
②海外で人気があり、該当国の輸入可能な年式である
今までは、①が要因で高値が付いていましたが
やはり国内需要だけではそこまで驚くほどの値段は付いていませんでした。
2〜3年前はこの手の32GT-Rは100〜150万円程度が相場でしたね。
状態にもよりますが、実走行・修復歴無しでも100万円を切る車両もありました。
それが、ここ最近では驚きの価格帯に!
そう、②の輸出が大きな要因となっているのです。
ご存知の方も多いと思いますが、国によって中古車の輸入のルールがあるのです。
有名なところで言うと、アメリカの25年ルールです。
新車登録時から上記年数が経てば、輸入可能になるため
平成28年現在で言うと、平成3年までの車両がアメリカへ輸出されている状況です。。
また、平成4〜6年の32GT-Rも予備軍として、既にツバが付けられているのです。
アメリカのパワーはすごいですね!
あっという間に相場が高騰してしまいました。
特に昨年末辺りから、尋常ではないくらいに高騰しているんです。
これと同じ状況が、数年前はインプレッサやランサーに起こっておりましたが
現在は、スカイラインGT-R系の勢い、若干影を潜めている感じです。
これが、昨今の中古スポーツカーの価格の高騰の理由です。
と、言ってきましたが、ここまで価格が跳ね上がる車種ばかりではありません。
でも、スポーツカーは希少性が高いので、価格が落ちにくいという理由はわかっていただけましたか?
ひとつ付け加えると、「希少性」の部分で人気グレードやカラー、限定車は高値が付きやすいんです。
さぁ、これらを踏まえて、ここ最近の人気・高額車種をご紹介いたします。
No.1 スカイライン 34GT-R
言わずと知れたBNR34 スカイラインGT-R
こちらは有名な話ですが、映画「ワイルド・スピード」シリーズに出演していた
ブライアン・オコナーことポール・ウォーカーの愛車であり
彼が不慮の事故により、この世を去ってしまったことをきっかけに
世界的に爆発的人気が出てしまったという噂もあります。
また、スカイライン最後のGT-Rということもありマニアの中では
未だに衰えない人気がある車種となります。
一口に34GT-Rと言っても、様々なグレード、限定などがあり
現在人気があるのはVスペック2 Nur、Mスペック Nur、Vスペック2、
ミッドナイトパープル系、等となります。
私自身、実物を見たことが無いのですが、NISMO R34GT-R Z-Tuneなんて車もあり
なんと!限定20台の超レア車となっております。
http://www.nismo.co.jp/news_list/news2004/n040075.html
こいつが、市場に出てきたらいったいいくらになるのやら。。。
No.2 スカイライン 32GT-R
名機RB26DETTを搭載し、ケンメリ以降16年の時を経て満を持して登場したBNR32 スカイラインGT-R
日本はバブル全盛期ということもあり、4万3934台も生産された車両となります。
また、1990年に全日本・グループA耐久レースでデビュー戦を勝利で飾り
その後、93年にグループAが終わりを迎えるまで29戦29勝という金字塔を打ち立てた伝説の車です。
そんな背景も有り、生産終了後も人気が衰えることはありませんでした。
そして、上記にもあるように、世界的に輸入解禁になる年式のため
あらゆる国のバイヤーがオークションに参加、そのため驚きの金額で流通しております。
こちらも、34GT-R同様に後期の車両が人気で特にVスペック2は
500万円を超える車もあり、驚きの価格となっています。
No.3 インプレッサ 22B STIバージョン
スバル乗り「スバリスト」の間では「神」と称される伝説の車。
WRCのWRカー・カテゴリー3連覇を達成した“Impreza World Rally Car 97”の
イメージを再現したレプリカモデルで、販売台数はわずか400台、販売価格は500万円にも関わらず
わずか2日で完売した伝説の名車として有名な車両です。
通常のSTIとの大きな違いは2212ccにボアアップした「EJ22改」エンジンを搭載し
専用の前後ブリスターフェンダー、またそれに合わせたBBS鍛造アルミホイールを装着
見た目も中身も、ド迫力に仕上がった車両です。
この22Bは国内外での人気が尋常ではなく
車両によっては、1,000万円を超えるような価格帯になっています。
これだけの人気がある上に、中古車市場に出回っていないため
ここまでの価格が付くという異常事態になっております。
試しに「22B 中古」と検索してみて下さい。
中古で売ってませんから。。。
No.4 ランサー GSRエボリューション6 トミー・マキネンエディション
1996年から4年連続で「WRC」ドライバーズチャンピオンを獲得した
「トミー・マキネン氏」の偉業を記念し、2000年1月に発売。
WRCワークスカーをイメージしたスペシャルカラーリングパッケージが
16年前の車とは思えないほどの高値を付けています。
状態によっては300万円を超えています!
逆に、通常カラーの車両はここまでの価格帯にはなっておらず
カラーだけでここまで違うか。。。という、脅威の結果になっています。
No.5 NSX
言わずと知れた日本のスーパースポーツ「NSX」
発売から26年経った今でも通用する、美しいライン。
オールアルミボディにエンジンは一部手組みというスペシャルな車で
前期のAT車両でも未だに500万円ほどの価格を付けています。
特に後期のタイプRは超レア車のため
軽く1,000万円は超えていく車としてあまりにも有名ですね。
…ですが、前期のNA1はACURAとして、海外でも販売されていた車両のため
輸出車両に当てはまらないのです。
そのため、NA1とNA2では価格が大きく違うというわけです。
その他にも、スープラ、RX-7など高額で流通している車は多々ありますが
とにかく国内外で国産スポーツカー人気は衰えていないということですね。
特に、後期型、最終モデル、限定車、特別カラー、記念モデルなどは
希少性が高いので高額での取引が期待されるということです。
ん?この前のブログと言ってることが違うんじゃない??
と、思われた方もいらっしゃると思いますが
今回ご紹介した車はみんな新車販売時から10年以上経過した車両ばかり。
「果報は寝て待て」と言いますが、自分で価値を作り出すものではありません。
買った車を大事に大事に保管してきた方の車に、プレミア価格が付くということですよ!
最後になりますが、これだけ高額で取引されていると
買うことができない、または買うのに躊躇してしまう、といった声も多数いただきます。
しかし!実は相場が高騰している今がチャンスでもあるのです!
それは、相場が高騰している今だからこそ、今まで市場に出回っていなかったような
低走行、激レア車両が世の中に出回っているんです!!!
そう、相場が高い今だからこそ、売りに出しているユーザーが多いんですね〜。
34GT-Rのワンオーナー、車庫保管、走行距離数百kmなんて車も手に入るのは今だからこそ!
売りたい方も買いたい方も是非是非お気軽にご相談下さい。